オーシャン・グリーン

オーシャン・グリーン 海の色

今日は海の日なので、海の色名についてお話したいと思います。日本は、四方が海に囲まれているのに、なぜか海にちなんだ和色名がほとんどありません。雨の色もほとんどなくて、水色ぐらいでしょうか?空色もありますが、とにかく青や緑の色名は、染料や顔料、植物からつけられたものが大半を占めています。それにひきかえ、英語では、海にちなんだステキな色名が豊富なので、ご紹介しましょう。

この写真は、先月グァムで撮影したものですが、海の色が少しグリーンに見えますね。このようなチョット緑っぽい青を「オーシャン・グリーンocean green」とか「シー・グリーンsea green」などと呼んでいます。もう少し青かったら「シー・ブルー」と言ったりします。海の神様の名前からつけられた「ネプチューン・グリーン Nepuyune green(ローマ神話)」や「トリトン・グリーン Triton green(ギリシャ神話)」は、少しダークな青緑です。

南国の青は、太陽の元、明るいグリーンや鮮やかなブルーに見えることが多いようですが、北の国ではどうでしょう。ツンドラ地帯の青は、「ノース・ブルー norse blue」、北欧のフィヨルドの青は、「フィヨルド・ブルー fiord blue」といわれ、どちらも冷たいグレイッシュな青を指します。日本でも、冬の日本海の色は、暗めの冷たい青のイメージですね。

ちなみに、有名な「マリン・ブルー marine blue」は、海の色ではなくて、海軍や水夫などの海の男の制服の色からつけられたものです。藍染の制服が多かったようですね。濃いめの緑っぽい青のことです。また、「ネイビー・ブルー navy blue」は、イギリス海軍の軍服の色からつけられたもので、濃いめの青です。よく似ていますが、マリンブルーのほうが少し明るいですよ。

Have a nice Marine Day!

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