桜色

桜

さあ、いよいよ桜の季節到来ですね♪今年は東京で、かなり早い満開を迎えましたが、大阪でも3月末頃には見ごろの予報が出ています。日本人の大好きな桜の色は、「桜色」という色名で、平安時代から呼ばれているんですよ。桜の品種は300以上もあって、お花の色も、濃いピンクや薄いピンクなど様々ですが、色名で、「桜色」といった場合、薄い紫っぽいピンクの事を指しています。これは、JIS日本工業規格の慣用色名として、規定されています。つまり、この色を皆んなで桜色と呼びましょう!と書かれているって事です。私は色彩検定の指導もしていますが、色彩検定3級の公式テキストの慣用色名のページに、ばっちり最初に載っている色名なので、とっても親しみを感じています。

ところで、皆様の頭の中の桜は、どのような色をしていますか?写真を見ないで、イメージしてみてください。実際の桜、特にソメイヨシノなどと比べると、かなりあざやかなピンクを思い浮かべる人が多いそうです。桜の樹の下で花びらを見た時、こんなに白かったの?と思ったことはありませんか?これを「記憶色」と呼んでいます。ついでに、バナナも思い浮かべてみてください。バナナも、実際よりあざやかで美味しそうな黄色を思い浮かべます。女性のお肌なんかもそうです。記憶色の肌は、くすみのないあざやかな色なのです。だから、忠実に色を再現した写真を見ると、期待を裏切られた感じがして納得がいかない人が多いので、広告の写真なんかは、記憶色に近づけている場合が多いのですよ。ちなみに、ワタクシのプロフィール写真は、メイクさんが頑張ってくれたので無修正です(笑)

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