葡萄色(えびいろ)とグレイプ

ブドウ

ボジョレヌーボーも解禁されて、そろそろ忘年会の相談など始める今日このごろ、ワインにちなんでブドウの色についてお話したいと思います。先日、海老茶の投稿でご紹介しましたが、昔は、「葡萄」を「ぶどう」と読まずに「えび」と読んで、海の海老と混乱されたりしたそうです。どのような葡萄かというと、日本に自生する葡萄蔓(えびかずら)の事で、現在のヤマブドウです。今でも、フラワーアレンジメントで使いますが、その実の色のような赤紫を指しています。この写真の、葉っぱのような色で、海老の殻の色と似ていますね。

海外では、洋種のブドウの実の色の暗い青紫を指して「グレイプ」と呼んでいます。干しぶどうの色も、「レイズン」という色名になっています。今では、日本でも、「ぶどう色」というと、青紫を指す場合が多くなりました。果物のブドウは、品種改良が進んで、巨峰のような美味しいブドウが豊富に出回る昨今、そちらの色を連想しますよね。

品種によっては、まだ店頭で見かけますが、そろそろブドウの食べ頃は終わりを迎えているようです。来シーズンを楽しみに、年末年始は、美味しいワインをいただきましょう♪

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