桃色

桃の花

桃と言えば、ひな祭りに飾られますが、3月3日の桃は、温室育ちです。屋外では、そろそろ咲き始めて、種類によっては4月末頃まで見られます。さて、今日は色名のお話、日曜日は色名や色々な色について、ご紹介する予定です。

何かの色に似ているっていう理由で名付けられた色名を、慣用色名といいます。色名については、色の基礎知識をご覧ください。慣用色名には、和名と洋名がありますが、日本では「桃色」というと、桃のお花の色を指しています。この色名は、万葉に出てくる「桃花褐」という色名を「ももぞめ」と読んだり「あらぞめ」と呼んだりしたのが起源だそうです。「日本書紀」にも「桃染布」という色名が出てくるそうです。昔から日本人には馴染みの深い色だったのですね。

桃の実

桃は、原産地の中国から、紀元前にヨーロッパに伝わったのですが、ヨーロッパでは、桃の実の果肉の色を「ピーチ」と呼んでいます。花の色を指す場合は、「ピーチブロッサム」という色名もありますが、どちらかと言うと、食べる方に注目しているみたいです。どちらの「桃」も可愛いですが、「ピーチ」には、「可愛い人」という意味もあるようですね。関西では、大阪城公園の桃園や京都御苑などで、そろそろ桃のお花見ができますよ。

 

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