千両と万両の色

千両

昨日、お正月用の縁起のいい花材をご紹介しましたが、千両と万両の違いは見分けられますか?この写真は、千両の方です。この時期、フラワーショップでは、必ずというほど切り花で売られています。

万両

そして、こちらが万両です。一番の違いは、サクランボのように、実が下を向いています。千両は、上向きですね。切り花でも、時々販売されていますが、フラワーアレンジメントには、千両の方が、使いやすい形をしています。葉っぱの形も、千両の方が活けやすく、生け花でも人気です。

実の赤も、少し色みが違いますね。千両の方が黄み寄り、万両の方が紫寄りなので、千両の赤の方が、明るく感じます。実の色は、赤だけではなくて、どちらも白や黄色の実をつける変種があります。黄色い実も、小判のようで縁起がいいので、結構出回っていますよ。

ちなみに、正式名ではありませんが、百両・十両・一両というよく似た植物があります。お花屋さんでは、ほとんど出回りませんが、いずれも赤い実をつけます。また、千両も万両も、園芸の分野でも人気があって、お庭やベランダで育てている人も結構多いようです。

お正月は、花市場がお休みになるので、大晦日までにお正月の花材を販売して、元旦から初競まで休業されるフラワーショップが多いようです。今年は、曜日の関係で例年より少し遅く、大阪の初競は1月6日と聞いています。年が明けると、春のお花になるので、千両・万両に出会いたかったら、年内に探してみてくださいね。

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