パンプキン

パンプキン 西洋カボチャ

ハロウィン用の西洋カボチャは、このようにオレンジ色のものが主流ですが、日本のカボチャの皮は緑のものが多いですね。「パンプキン」という慣用色名がありますが、皮の色ではなく、実の中の強い黄みのオレンジ色を指しています。日本のカボチャも、実の色は同じ色なので色名がありそうですが、日本語でカボチャ色という色名は、見当たりません。カボチャは、16世紀に、ポルトガル人がカンボジア産のものを伝えたようです。結構古くから日本に馴染んでいるのに、不思議ですね。

西洋でも、食用のカボチャの色は、緑やシマシマなど様々あるようです。というより、このハロウィンパンプキンは、装飾用で、ランタンを作るために中は軟らかいのですが、とても食べられるようなお味ではないそうですよ。私は、一度も食べたことはありません。初心者の頃、日本の緑のカボチャでランタンを作ろうとして、とっても固くて断念した思い出はありますが・・・。

この装飾用のカボチャは、ハロウィンや秋の収穫祭などでも大人気ですが、大きくてかさばるので、パンプキンという言葉には「馬鹿な威張屋」という意味もあるそうです。英語で使う場合は、注意が要りそうですね。ちなみに、中国語の「南瓜黄(ナンクワホワン)」は、チベット仏教の僧侶の衣の色を指しているそうですよ。こんな話をしていたら、久しぶりに日本の緑のカボチャの煮物など、食べたくなってきました。サンマと一緒に、いかがですか?

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