【花色】雨の色

2013年05月29日　
カテゴリ：作品のテーマと色彩

雨が降ってきました。近畿地方も梅雨入りしたようなので、今日はしばらくお世話になる傘のデザインをご紹介します。最近は、ビニール傘を使い捨てなんて人も増えましたが、私は「傘の色」からは、カラフルな色を連想します。では、「雨の色」は何色ですか？やっぱり「水色」を思い浮かべる人が多いようです。

日本は水が豊かな国なのに、なぜか水に関する色名が、あまりありません。水がつく色名には、他に「水浅葱（みずあさぎ）」「水縹（みずはなだ）」「水柿」などがありますが、どれも水で薄めたような薄い色という意味で使われていて、水の色を表しているのではありません。雨の色を表す色名に、「時雨の色（しぐれのいろ）」という言葉がありますが、これは晩秋から初冬にかけて降る通り雨に打たれて色づいた草木の葉の色を指しています。

ところが、英語には、水に関連した色名が豊富にあります。「ウォーター・ブルー」「ウォーター・グリーン」「アクア」「アクア・グリーン」あたりが有名です。他にも、泉の色「ファウンテン・ブルー」、水煙の色「スプレイ・グリーン」川の水は「リバー・ブルー」などなど・・・。

さて、アンブレラの形をした壁飾りやブーケは、普通のデザインじゃ物足りない！っていう人に以前から人気があります。作り方も様々で、生花やドライフラワーで作る事もできます。この写真は、クラフトワイヤーとレエスで作ったオリジナルの土台に、プリザのアジサイやライスフラワー、カスミソウなどを飾りつけたものです。キレイ色の雨に濡れたエレガントなアンブレラの壁飾り、梅雨のお部屋にいかがですか？