【花色】トリオ(3色)
- 2013年03月25日
- カテゴリ:花色ハーモニーメソッドのしくみ
今回は、花色カラー3色の合わせ方をご紹介します。色数が多くなって来ましたので、このあたりから、感覚だけで色あわせしてしまうと思うようにまとまらなくて、がっかりすることも多くなります。いつも色を頭の中で分類するクセをつけると、だんだん慣れてきますよ。色の三属性(色相・明度・彩度)については、しっかりマスターしてから、トリオにトライしてくださいね。
花色カラーを3色も使って、さらに花色ニュートラルカラーなど足していくと、かなりの組み合わせが考えられます。もちろん、こうしなければならないという決まりなんてありません。が、慣れるまでは、オススメのやり方をいくつか覚えておくと便利です。
☆おすすめ その1☆ デュエットの配色(類似色、反対色、同系色)+アクセント
まず2色を合わせるデュエットの配色を作って、そこへアクセントを1色プラスするように考えれば、混乱せずにカラーコーディネートできますよ。
・類似色の黄色とオレンジ色の配色に反対色のブルーをプラスしてもいいし、黄色とオレンジ色がビビッドだったら、淡いオレンジ色をプラスするなど。
・反対色の黄色と青の配色に、青と同系色の水色をプラスしたり、紫とオレンジ色の配色に、オレンジ色の類似色の黄色をプラスするなど。
・同系色の赤紫とピンクに、類似色の紫をプラスしたり、青と水色に反対色のオレンジ色をプラスするなど。
慣れないうちは、ちょっとアクセント的にプラスする練習をするとわかりやすいのですが、3色を同じぐらいの量に合わせてみてもいいですよ。様々な組み合わせが考えられるので、また作品例で、ご紹介します。
☆おすすめ その2☆ トーンをそろえる(トーン・イン・トーン)
↑この写真の3色のカーネーションように、明るさとあざやかさ(トーン)が同じくらいの色を合わせると、色相の事はあまり考えなくても、よく合います。例えば、あわ~いパステルカラーばっかりとか、派手なビビッドカラーばっかりとか、渋~いダークカラーばかりなどを集めます。これは、次回ご紹介するコーラスの多色配色にも使えますよ。ロマンティックな感じとかクラッシックな感じなど、作品のテーマにあったイメージのトーンを選ぶと、簡単にカラーコーディネートできますよ。インテリアなどにも使われているこの配色は、トーン・イン・トーンと言われています。
☆おすすめ その3☆ 色相をそろえる(ドミナントカラー)
トーンの違う同じ色相の色を合わせることです。例えば、淡いピンクと濃いピンクとグレイッシュなピンクって感じで合わせると、簡単で合わせやすいですよ。ブルー系や紫系、赤やオレンジ色なんかも、お花の色に多いので、トーン違いで、ぜひ集めて合わせてみてください。色相が揃うので、その色相の持つイメージが印象に残りますので、ソロの場合と同じで色からのメッセージが伝わりやすくなります。この配色法も、多色使いのコーラスでも登場します。色数が多いわりには、すっきりとシンプルな作品になりやすいカラーコーディネートです。色相(カラー)が支配する(ドミナント)ので、ドミナントカラーといわれています。
☆おすすめ その4☆ 色相環を3等分する(ドライアード)
色相環の円を3等分したところにある色どおしを合わせる配色法は、色彩の世界ではとても有名で、大抵のテキストに載っています。ですが、お花の色に当てはめた場合、黄色+赤紫(ピンク)+青のワンパターン、特にこの花色ハーモニーメソッドでは、この3色またはトーンを変えたり、花色ニュートラルカラーを加えたバリエーションだけになります。華やいだ感じは出しやすいのですが、あまり好まないという人も多いので、気をつけて使いましょう。
今週は、このトリオ配色のアレンジメントやブーケの作品例を、ご紹介する予定です。
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タグ:カラーコーディネート, 色の分類, 花色トリオ, 花色ハーモニーメソッド