【花色】シルクフラワーの黄色いリース

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フラワーデザインの世界には流行があって、時代にあった作品が求められています。色や形はもちろんですが、花材の人気も変動的です。バブルの頃には、生花をふんだんに使ったアレンジメントが大人気で、造花は古いとかダサいとかいう人もいましたが、数年前からのプリザーブドフラワー人気にともなって、最近では人気上昇中です。今日は、シルクフラワーの黄色いリースをご紹介しましょう。

リースの作り方には様々ありますが、一番簡単なのは、リース台を使う方法です。このり-スは、白いドライの枝で作られたリース台に、微妙に違うシルクフラワーの黄色いカーネーションを飾りつけたものです。このリース台は、そのままでも飾れるぐらいキレイなものなので、完全に隠す必要がなく、お花の間から白い枝をチラチラと見せています。一輪の花の中にも数種類の黄色が含まれていて、それをまた何種類か合わせているので黄色の色数は多く、そこへ微妙に違うオレンジ色のフェイクの実ものを合わせていますので、とても華やいだ感じがします。でも、黄色とオレンジ色の類似色相配色に、少し幅を持たせていると考えれば、シンプルですね。グリーンを合わせているので、自然な感じに仕上がりました。

ところで、皆様は、造花の事を何と呼んでいますか?英語では、「アーティフィシャルフラワー」というのですが、日本人には少しおぼえ難いようで、あまり呼ぶ人はいません。「アートフラワー」というのは、戦後、深雪アートフラワーの飯田 深雪先生がガウンの裾でお花を造り始めた時に名付けた名前で、アーティフィシャル(人工的)とアート(芸術)を合わせた造語です。昨今では、何で創ったお花なのか、原料で呼ぶことが多くなりました。シルク素材で作られた花はシルクフラワー、粘土で作られた花はクレイフラワー、紙だったらペーパーフラワー、パンフラワーもありますね。造花は、絶対枯れないし壊れにくい点も便利ですが、ありえない色のお花や架空のお花を創リ出せるのが一番の魅力だと思います。色々な花材を使って、デザインの幅を広げていけるといいですね。

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