【花色】花色ベーシックカラー<青紫>
- 2013年06月24日
- カテゴリ:花色ハーモニーメソッドのしくみ
今週は、花色ベーシックカラーの青紫に注目したいと思います。青紫は、以前ご紹介した<青>と<紫>の間にある色みです。青の持つ冷静さや、紫の持つ高貴さなどが相まって、独特の雰囲気を醸し出しています。青とともに、梅雨から夏にかけて、涼を呼ぶ人気の色ですね。
☆特徴☆
紫は、暖寒を感じない中性色ですが、青紫は、冷たさを感じる寒色とされています。明度の低い青紫は、収縮色なので小さく見えます。後退色といって、同じ位置にあったら後ろに見えます。飛び出して見える進出色の反対ですね。青紫を見ると、興奮が抑えられて落ち着いてきます。食欲が無くなって、眠くなったりもします。紫の持つ高貴さがプラスされて、凛とした印象をもたらします。
☆連想とイメージ☆
フラワーデザインに関連のある連想としては、「クール」「エレガント」「静寂」「和風」などを表現する作品に、よく使われています。「ロイヤル・ブルー」は中世以来フランス国王の色だった歴史などもあって、高貴な凛としたイメージにもつながります。桔梗や露草、ベルフラワーなど、具体的なお花も連想します。
☆フラワー作品への取り入れ方☆
・サムシングブルーのブーケ:青紫は、青い物を身につけて、お嫁にいくと幸せになるというブライダルのおまじない☆サムシング・ブルーに使ってもいいでしょう。紫みの強いブルーは、フォーシーズンズのクール、特にウインタータイプの花嫁さんに、よく似合います。青のアクセントに使ってもいいですね。
・夏のインテリア:メインカラーに使うと、青と同様とても涼しげな作品になります!暖色をさけて、白や紫などと合わせれば、とってもクールになりますよ。青や青紫を見ると、本当に体感温度が下がります。食欲を抑えるので、ダイエットをしたい方は、ダイニングにも飾ってください。明度が低いので、明るい色と合わせるのがオススメです。
・オフィスや書斎のインテリア:落ち着いて仕事をしたい場所には、鎮静色の青や青紫がオススメです。待合室にも!
・男性へのプレゼント:青系の色は、日本男子が好むNO1カラーです。男性にお花を贈る時、なんとなく暖色系は気恥ずかしい感じもしますが、青や青紫ならクールで、カッコイイですね。
・お悔やみの作品:青や紫、白と合わせれば、寂しい感じも出しやすい色です。お盆や法事などのお供えに、凛とした印象が伝わります。
・七夕やお月見のアレンジメント:青紫は、夜空や宇宙の連想につながります。月や星のイメージがある黄色と合わせて使うのがオススメです。
青紫は、海のイメージにもつながるので、そのようなテーマの作品にも最適な色ですね。青や紫と合わせると無難な配色に、オレンジや黄色と合わせると、ダイナミックな作品になりますよ。
☆青紫の花☆
切花では、比較的少数派ですが、デルフィニウムの仲間やアスター、ムスカリ、アゲラタムなどは、フラワーショップで手に入ります。桔梗やトルコギキョウなどは、和風の作品にもよく合います。青紫のプリザのバラで作ったブーケは、とってもクール!
今週は、青紫の作品をご紹介します♪
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タグ:カラーコーディネート, 花色ハーモニーメソッド, 花色ベーシックカラー, 青紫