【花色】花色ベーシックカラー<赤>

赤 バラ

今週は、花色ベーシックカラーの赤に注目したいと思います。赤い花といえば、バラの花束を連想しませんか?愛の告白や記念日に贈られる、映画のワンシーンのような赤い花束は、誰もが一度は憧れますね。赤い生花は、バラ以外の切花にも多く、情熱的、個性的な作品などに、よく使われています。この写真のようなビビッドな赤やダークな大人の赤、ワインレッドや朱赤など、様々な表情の赤があり、トーンによってかなりイメージが異なります。

☆特徴☆ 赤は、暖かい感じがする暖色で、飛び出して見える進出色でもあります。膨張色なので、赤い物は大きく見えます。また、赤を見ると、アドレナリンの分泌がさかんになるので、興奮したり、食欲がわいたりします。エネルギーを持つので、パワーをくれるとも言われています。アクティブ、やる気の色ですね。

☆連想とイメージ☆ フラワーデザインに関連のある連想としては、「情熱」「愛情」「活気」などを表現する作品に、よく使われています。また、イエス・キリストの血の色とされている赤は、クリスマスの作品に欠かせない色です。赤は、イチゴやトマトなど熟した美味しさを連想させる色なので、食の空間にも適しています。

☆フラワー作品への取り入れ方☆

 ・愛をテーマにした作品:バレンタインや結婚記念日、バースデー、母の日など、愛情を表現するのに最適な色です。実際に贈る手作りのアレンジメントなどにも、オススメの色ですね。

・お祝いの作品:紅は、ハレの色!日本では、おめでたい席によく用いられる色です。受賞のお祝いや楽屋見舞い、お誕生日などに贈ると、祝う気持ちが伝わります。還暦のお祝いには、定番の色です。

・食生活にちなんだ作品:ハンバーガーショップや中華料理、イタリアンのレストランなどにも取り入れられているように、赤は食欲のわく色なので、テーブルフラワーやダイニングキッチンなどに飾るアレンジメントやリースに最適です。

・クリスマスの作品:イエス・キリストの血の色を表す赤は、緑とともにクリスマスカラーとされています。必ず使わなければならないという事ではありませんが、クリスマスらしくするためには、欠かせない色です。

・お正月の作品:お正月の赤は、魔除けの色です。センリョウ(千両・富の象徴)や南天の実(難を転じる)など、縁起のいい赤い植物を取り入れてみましょう。

その他、インパクトが強い色なので、多色で合わせるより、相性のいいグリーンと合わせたソロ配色が、簡単でカッコよくまとまります。個性的に見せたい時や目立つ作品にしたい場合などにもオススメです。また、ゴールドと合わせると、とってもリッチで、ゴージャスに見える色です。

☆赤い花☆バラ、ガーベラ、カーネーション、蘭、ケイトウetc・・・主役として使えるお花が豊富に見つかります。千日紅やピペリカムなど、アクセントに使いやすい小花や実ものも、手に入りやすいので、効果的に使いましょう。

コメント受付中です!

comments

Powered by Facebook Comments

タグ:, , ,

ページトップへ