枯色(かれいろ)

枯葉

今日から11月、そろそろ秋も深まってきます。大阪市内では、まだ紅葉していないので、先に枯葉の色をご紹介しましょう。この写真の落ち葉のような、にぶい黄色を「枯色」とか「枯草色(かれくさいろ)」といいます。どちらも、平安時代の襲の色目になっています。季節は冬に対応しています。

現在でも、実際には、もう少し寒くなってから見られる光景ですが、黄色い葉っぱと樹の幹の茶色がアクセントになっていて、ステキな色合いの写真です。ジャズのスタンダード・ナンバー「枯葉」は、あまりにも有名ですが、視覚的には、こんな色が目に浮かびます。どちらも秋のオシャレな気分にピッタリですね。無料写真素材の足成さんからダウンロードさせていただきました。江戸時代には、「枯れ野見(かれのみ)」といって郊外の冬枯れを見に行ったそうですよ。

ドイツヨーロピアンスタイルのフラワーアレンジメントでは、フローラルフォームを色々な素材でカバーします。通常は、モス(苔)を使うことが多いのですが、こんな落ち葉を拾って飾ると、一気に秋らしい風情が味わえますね。なかなかキレイな落ち葉に出会えない場合は、ドライやプリザービングしたものも販売されています。この秋、ぜひ一度、お試し下さい。

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