小豆色(あずきいろ)

小豆

今年は、本日12月22日が「冬至」にあたるそうで、一年で一番昼が短いそうです。ここ数日、曇りがちだったこともあって、5時にはもう相当暗くなっています。今日から、だんだん日が長くなるんですね。冬至は、古代では一年の始まりだったようです。ゆず湯に入ったり、カボチャを食べたりする習慣が有名ですが、邪気を払う小豆粥を食べる地域もあるようです。韓国では、カボチャより小豆粥が一般的だとか。

アズキは、英語でもadzuki beanと言われ、日本では、古事記の時代から栽培されていたことが確認されています。小豆色という色名は、今でも日常会話で、結構使われていますね。ぜんざいなどの和菓子から、日本人には容易に連想できる色です。古くから、この赤い色から、病を退ける力があると思われていて、これから寒さが厳しくなる季節に備えて、冬至に小豆粥を食べたようです。

紫みのくすんだ赤を指す小豆色は、かなり古くから広く日本で使われていたようですが、特に明治から大正時代にかけて、着物の色に多く見られたそうです。バリエーションもあって、小豆がかった茶色を小豆茶(あずきちゃ)、小豆がかった鼠色を小豆鼠(あずきねず)とも言います。

実は、この小豆粥、一度も食べたことがありません。今年は、挑戦してみようかな。

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