お歳暮

リンゴ

12月に入ると、「お歳暮」の宅配が始まりますが、元々どのようなものかご存知でしょうか?言葉の意味としては「年末」という意味だったのですが、年の暮れに一年間お世話になった人へ贈り物を届けるようになり、これを「歳暮回り」と言うようになって、その贈り物の事を「御歳暮」というようになったようです。由来は様々で、お正月の年神様への供え物を年末のうちに配ったという説や、江戸時代、お盆と年末にまとめて支払いをする習慣があって、それに贈り物を添えたなごりなどと言われています。

お歳暮は、贈らなければいけないという決まりはありませんが、いつもお世話になっている方やお礼の気持を表したい人へ贈るものです。独身の方は、仕事関係の方や、趣味の習い事の先生などが中心になると思いますが、会社やカルチャーセンターなどでは禁止している場合もあるので、先輩などに相談しましょう。結婚すると、互いのご実家や兄弟姉妹のお宅へ贈る方が多いですね。子供の学校の先生には基本的に贈りませんが、習い事や塾の先生には贈る人があるようです。以前は、結婚式の仲人さんや主賓に招いた方、大家さんなどにも贈っていましたが、昨今このようなケースは、ほとんどなくなりました。

時期的には、12月10日~20日ぐらいが良いとされていましたが、今では、12月に入るとすぐに届くことも多くなりました。また、お正月用の食材などは、下旬でもいいでしょう。本来は、風呂敷に包んで、持参するのがマナーで、熨斗のルールなどもありましたが、今では宅配便がほとんどですね。ふさわしい贈り物として、画像のような冬においしいフルーツや鍋やおせち料理の材料、お酒や消耗品、商品券なんかも人気です。

しかしながら、現在では、贈る相手が上記のような理由で、ご両親や兄弟姉妹など、とっても親しい人ばかりだったら、フラワーアレンジメントなど差し上げるというのも1つのアイデアではないでしょうか?「お歳暮」とすると、年配の方は「?」と思うかもしれませんので、「ウインターギフト」という形にすれば、いいかもしれません。中旬に「クリスマスプレゼント」として、クリスマスリースを贈ってもいいですね。

親族間のこのような習慣は、新婚1年目に決まってしまって、その後ず~っと続くことが多いので、ご両家の考え方などふまえて、よくご検討ください。いずれにしても、一番大切なのは、気持ちですけどね。

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