【花色】花色バリエーションカラー<銀>と花色ニュートラルカラー<灰>

花色バリエーションカラー 銀色

前回は金色をご紹介しましたが、 今回は、銀色(シルバー)について、お話しましょう。銀色も金色と同じく、アクセサリーや時計などが思い浮かびます。金色には負けるけど、金色についで宝物っぽいイメージもします。銀色は、金色と同じで色相ではなくて、光沢を含めた色の名前なので、灰色が光っていると考えるとスッキリします。

灰色は、花色ハーモニーメソッドでは、花色ニュートラルカラーの一つなのですが、植物の色には見かけられず、プリザや造花などでも、ほとんどありません。フラワーデザインに使うとすれば、花器の色か、オーナメントの石ぐらいですね。それで、今まで取り上げなかったので、今回、銀色と一緒にご紹介しましょう。

☆特徴☆
まず灰色ですが、この色は、人に何も訴えかけない色などといわれています。あんまり自己主張しない色なのです。心理的には、グレイな気分など、少し暗い感じも与えますが、カラーコーディネートすると、何色ともケンカをしないので、便利な色でもあります。ファッションで使うと上品にまとめやすく、インテリアでは部屋を広く見せる壁の色としてよく使われています。

その灰色が光った銀色は、チョット特別な感じがします。金色ほどではありませんが、プラチナなどの連想からか、高級感を感じたりします。灰色と同じで、比較的何色と合わせても調和しやすく、便利な色でもあります。どちらも、フォーシーズンズでは、クール(ブルーベース)に該当する色です。植物にはありえない色ですが、銀色は、造花やプリザーブドフラワーで、見かけるようになりました。

☆連想とイメージ☆
フラワーデザインに関連のある連想としては、灰色のほうは、石や砂ぐらいかと思います。一般的には、憂鬱や不安、穏やかなどの連想も有名ですが、植物の色にないため、あまり登場しない色です。一方、銀色は、光物の高級感、金属的、人工的な連想につながり、シャープな印象や都会的なムードも出しやすい色として、よく使われています。

☆フラワー作品への取り入れ方☆
<銀色>
・ゴージャスな作品:豪華、高価などを表現したい時は、オーナメントや花器などにたっぷり取り入れると、とても華やかになります。
・和風の作品:銀色は、和風の作品にも、よく似合います。和風のオーナメントや和紙などで、取り入れてみましょう。金色と一緒に使うのもオススメ。
・お祝いの作品:おめでたい席にぴったりなのが光物!富や名声を称えることができますので、受賞のお祝いなどにもオススメです。
・クリスマス&お正月の作品:どちらも、富の象徴として、金とともに古くから取り入れられています。
・カクテルドレスや和装用のブーケ:挙式用に厳かなブーケを持たれたら、披露宴や2次会ではシルバーをあしらったゴージャスなブーケが人気です。 銀色は、金色とともに、色の中では特別なイメージがあるので、比較的どのような色と合わせてもゴージャスなカラーコーディネートができます。フォーシーズンズでは、クールの色と、特に相性がいいとされています。

その他、人工的な作品や、冷たさを表現したい時、宇宙や都会などをテーマにした作品などにも、使いやすい色ですね。

<灰色>
・自然的な作品:灰色は、石や砂の色です。箱庭のような、自然を再現したような作品の、土台を作る時に、あしらいましょう。

その他、灰色の花器は、何色のお花を活けても似合うので、一つ持っていれば便利ですよ。

☆銀色の花☆ どんなに交配の技術が進んでも、銀色のお花の誕生はないと思います。もちろん造花なら自由に作ることができますので以前から存在はしています。黒や金色と同じく、人気のプリザーブドフラワーでは、銀色のバラやアジサイ、枝物などが豊富になりました。今やクリスマス作品に、引っ張りダコですね。うまく取り入れましょう。

☆灰色の花☆灰色の花も、誕生はありえないと思いますが、ユウカリの葉のような、グレイッシュな植物は、時々見かけられます。少し色づいた灰色の事を、カラードグレイといいます。上手く取り入れると、オシャレな作品ができますよ。

今週は、銀色にちなんだ作品をご紹介する予定です。

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