【花色】花色バリエーションカラー<金>

花色バリエーションカラー 金色 ゴールド

これまで、花色ニュートラルカラーやベーシックカラーの代表的な色について、ご紹介してきましたが、これからは、それらの仲間の色にも注目してみたいと思います。花色ハーモニーメソッドでは、お花の色あわせを簡単にするために、ニュートラルカラー8色とベーソックカラー7色をまず覚えてから、花色バリエーションカラーとして、フラワーアレンジメントによく用いられる色を少しずつマスターされることをオススメしています。

今回は、金色(ゴールド)について、お話しましょう。金色といえば、アクセサリーや時計などが思い浮かびますが、一口に金色といっても、色々な色がありますね。黄色っぽいもの、茶色っぽいもの、ピンクゴールドなんて色名がついているものもあります。金色は、色相ではなくて、光沢を含めた色の名前なので、黄色やオレンジ色、土色、茶色などが光っていると考えるとスッキリします。ピンクゴールドも、赤っぽい茶色が光っていると考えましょう。何色が光っているのかによって、何色の仲間になるのか違ってきますが、ここでは、この写真のような、代表的な黄色が光っているような金色を取り上げてみます。

☆特徴☆ 金色は、洋の東西を問わず、古くから富の象徴とされてきました。もちろん現在でも、高価で特別な印象を与えます。黄色と同じで、明度が高く、膨張色で、進出色、暖色です。金色は、意欲的な前向きな気分にさせてくれると言われています。光物といえば、女性に好まれそうですが、日本色彩研究所の調査(2011年)によると、小学校2年生&5年生の男の子の好きな色NO1という結果が出ています。自然界で金色のお花はありえませんが、造花にゴールドのスプレーを施したものは以前から発売されていて、最近ではプリザーブドフラワーでも豊富に見られるようになりました。

☆連想とイメージ☆ フラワーデザインに関連のある連想としては「高級」や「豊かさ」、とにかくゴージャスにしたい場合に最適な色です。黄色と同じく、光や希望などを表現する作品にも、よく使われています。

☆フラワー作品への取り入れ方☆

 ・ゴージャスな作品:豪華、高価などを表現したい時は、オーナメントや花器などにたっぷり取り入れると、とても華やかになります。

・和風の作品:金色は、和風の作品にも、よく似合います。和風のオーナメントや和紙などで、取り入れてみましょう。

・お祝いの作品:おめでたい席にぴったりなのがゴールド!富や名声を称えることができますので、受賞のお祝いなどにもオススメです。

・クリスマス&お正月の作品:どちらも、富の象徴として、古くから取り入れられています。

・カクテルドレスや和装用のブーケ:挙式用に厳かなブーケを持たれたら、披露宴や2次会ではゴールドをあしらったゴージャスなブーケが人気です。

金色は、色の中では特別なイメージがあるので、比較的どのような色と合わせてもゴージャスなカラーコーディネートができます。フォーシーズンズでは、ウォームの色と、特に相性がいいとされています。また、配色が難しい赤を主役にした作品の、アクセントにもオススメです。

☆金色の花☆ クラスペディアは、ゴールデンスティックとも言われるように、金色っぽいですが、金色ではありません。どんなに交配の技術が進んでも、金色のお花の誕生はないと思います。もちろん造花なら自由に作ることができますので以前から存在はしています。お寺の蓮の花は、金箔で装飾されていますね。黒と同じく、人気のプリザーブドフラワーでは、金色のバラやアジサイ、枝物などが豊富になりました。今やクリスマス作品に、引っ張りダコですね。うまく取り入れましょう。

 

 

コメント受付中です!

comments

Powered by Facebook Comments

タグ:, , ,

ページトップへ