【花色】花色バリエーションカラー<ベージュ>
- 2013年10月15日
- カテゴリ:花色ハーモニーメソッドのしくみ
先日、色名としての「ベージュ」をご紹介しましたので、今週は、花色バリエーションカラーの「ベージュ」に注目してみたいと思います。以前、花色ニュートラルカラーの「土色」をご紹介しましたが、花色ハーモニーメソッドでは、オフホワイトより濃く、茶色より淡い土によくみられる色を幅広く土色として表現しています。フラワーデザインをする時に、出来るだけシンプルに分類しているので、かなりアバウトです。ベージュは、土色の中でも、この写真のような、未漂白のウールを指したい場合に使うと、わかりやすくなるでしょう。
ベージュは、本当は立派な有彩色なのですが、フラワーデザインでは、脇役的存在だと考えたほうがわかりやすいでしょう。ベージュは、お花の色にはあまり見かけらませんが、木の枝や木の実の色、ドライの葉などの色などに多いので、お花の中にあっても、あまり気になりませんね。葉っぱの緑色と同じように考えればいいでしょう。
☆特徴☆ ベージュは、オレンジ色に、ライトグレーを加えると出来る色なので、暖色の仲間です。明度の明るいベージュは、膨張色なので大きく見えます。少し食欲が湧く色なので、食空間にも、よく使われています。
☆連想とイメージ☆ フラワーデザインに関連のある連想としては、「土や砂」「大地」「枯葉」「自然」「安らぎ」「秋」などを表現する作品に、よく使われています。木の枝や木の実、枯葉、土や砂、植木鉢など、具体的な花材や資材なども連想します。クッキーやパンなどのイメージもあって、くつろぎも感じさせます。
☆フラワー作品への取り入れ方☆
・ナチュラルな作品:葉物とともに、ベージュの枝物を多く取り入れた作品は、とても自然的に見えて、癒せますよ。
・秋の作品:秋のイメージに欠かせない茶色と相性バツグンです。木の実や枯葉などを取り入れると、グッと秋らしく見えますね。
・食空間のインテリア:食欲のわくオレンジ色にライトグレイを加えたベージュは、食欲を妨げない色です。それらの色と組み合わせて使うと、ダイニングやキッチンに最適なカラーコーディネートになります。 その他、パンやクッキーなどの連想にもつながるので、ティーパーティーやコーヒーブレイクのようなテーマの作品にも最適な色ですね。何色のお花とでも無難に合う安心カラーです。土や砂の色なので、花器の色にもオススメですよ。
☆ベージュの花☆ 切花では少数派ですが、バラやカーネーションの仲間などに見られます。ベージュのお花は、大人っぽくてオシャレな作品にピッタリです。プリザや造花で取り入れてみてもいいでしょう。木の枝や木の実、ドライフラワーなどにも、多い色です。
今週は、ベージュにちなんだ作品をご紹介します♪
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