【花色】雛飾りみたいなフラワーアレンジメント

フレッシュフラワー アレンジメント ひな祭り

ひな祭りに飾る雛人形は、住宅事情など時代に合わせて、色々なタイプのもが登場していますが、元々は七段が基本形だったようです。床の間に設けたその段に、縁起が良いとされる赤い緋毛氈を敷いて、しきたり通りにお人形さんを飾ります。流儀はいくつかあるようですが、お内裏様&お雛様、三人官女、五人囃子、右大臣&左大臣、三人上戸(泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸)を正しい順番で並べます。床の間や和室がないマンションなども多いので、正式なものを飾るのは大変ですが、何でも基本を知っておいて、応用するといいですね。

この受講生作品は、雛飾りをヒントにしたものです。花器に使った黒は、ぼんぼりなどのお道具に使われている漆の色を思わせます。そこへ、緋毛氈のイメージで、赤い和紙を敷きました。一番後ろの桃は、屏風に見立てています。中央に小さな菱餅の上に乗ったお内裏様とお雛様のオーナメントが飾ってありますが、その後ろに注目して下さい!黄色いチューリップがお内裏さま、ピンクのスイトピーがお雛様のつもりです♪

桃のピンクと毛氈の赤は、ひな祭りの厄除け色として、定番カラーです。オーナメントのお内裏さまの衣装は青ですが、実際の雛人形でも青を着ているお人形が多いですね。デルフィニウムの青で、そんなイメージを出しました。また、緋毛氈の裾模様は、繧繝(うんげん)模様と呼ばれていて、ぼかしを使用せずに、紅・青・緑・紫などの色を多く使っているものが多いようです。

色数が多くなっても、雛飾りに使われている色を参考にすることで、お雛様らしくまとまります。和紙以外は、ピュアな明清色を使っているのも、明るく楽しいお祭りに見せるコツです。真っ赤な和紙を使っても大丈夫ですが、この作品より、子供っぽく可愛い感じになりますよ。紫を足して、もっと華やかにするのもいいですね。色々お試し下さい。

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