【花色】お正月飾り

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クリスマス気分も名残惜しいですが、やはり日本人としては、お正月の事が気になってきました。お正月には、色々な飾り付けをしますが、それぞれに意味があるのをご存知でしょうか?フラワースクールの生徒さんの中には、「誰も来ないので、正月飾りはいりません。」とか「旅行に行くから、お花は活けません。」というような方も多いのですが、お正月は、年神様をお迎えする行事なので、ぜひ飾って下さい。

全部正式にするのは大変ですが、意味だけでも知っておいて、少し取り入れてみてはいかがでしょうか?まず、「門松」ですが、これを目印に、年神様がお家にやって来るらしいのです。マンションだと、ちょっと飾りづらいので、うちも省略しちゃってますが、迷わずお越しくださいm(__)m。次に「しめ飾り」ですが、これは、清浄な場所の印で、年神様の居場所だそうです。本来は、稲のワラで編んだ縄に、裏白、御幣、ゆずり葉、橙、昆布などの縁起物を飾り付けますが、稲穂がたっぷり付いたリースに、プリザや造花で可愛く仕上げました↑今年の受講生作品です。

お正月アレンジメントの色彩ですが、松など冬枯れしない常緑樹の緑は、クリスマス同様、永遠の命の象徴とされています。紅白は、邪気を払う赤と、清浄の白など諸説ありますが、古くから縁起が良いとされています。富の象徴である金&銀や、高貴さを表す紫もよく使われています。また、お正月は、まだまだ寒いのですが、初春という言葉があるように、春を待ちわびる気分から、ピンクやオレンジ色などの春らしい色を使ってもいいでしょう。

他には、「鏡餅」が定番ですが、これは年神様へのお供え物です。スーパーマーケットでも手頃なものが発売されているので、お家に合うものを選びましょう。飾る日は、今日26日、27日、28日、30日のいずれかが、良いとされています。29日は、「二重苦」で縁起が悪いという説と、「福」と読んで縁起が良いという真逆の説があるので、気になる人は、やめておいたほうがいいですね。31日は、「一夜飾り」といって、お葬式と同じで縁起が悪いし、年神様にも失礼に当たるそうですよ。

昨日、お正月の花材を買って来たので、私もそろそろ始めたいと思います。いずれにしても、「お・も・て・な・し」の心で、年神様をお迎えすることが大切ではないでしょうか?明日は、縁起のいい植物について、ご紹介します。

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