【花色】青いアレンジメントとテラコッタの器

プリザーブドフラワー アレンジメント ブルースタ 青

植木鉢に青いお花が咲いていると、なんとなくハッとしませんか?お花の場合は、ガーデニングでよく見かける配色なので、見慣れてしまっているかもしれませんが、このカラーコーディネートは、コンプレックスハーモニーといわれるものです。少し話がややこしくなりますので、それは後回しにします。ご興味のある方は、最後まで呼んでみて下さいね。

花色ハーモニーメソッドでの分類は、とっても簡単♪ブルーのジャスミンに、それより少し淡いアジサイとカスミソウを合わせただけの、デュエット配色です。他は、花色ニュートラルカラーばかりです。香り高いジャスミンは、ブライダルでも人気のあるお花ですが、生花は、白か黄色です。ありえない青いお花に、パールを散りばめてみました。プリザならではのデザインです。

さて、ここからは、ちょっぴり上級編です。コンプレックスハーモニーというのは、複雑な調和という意味で、音楽でいうと不協和音のような感じです。自然の法則と逆になっているカラーコーディネートなのです。木に太陽が当たっているところを想像してみてください。出来れば、晴れた日の公園で、木を見てください。絵の具で絵を描く人は、わかりやすいと思います。同じ緑の葉っぱなのに、日の当たるところは少し黄色くて、影のところは少し青紫っぽく見えませんか?それが自然の法則というわけです。

言い換えれば、2つの色を合わせた時に、黄色っぽい色のほうが明るくて、青紫っぽい色のほうが暗い配色が、人には自然に見えると言うことなのです。木の例でいうと、黄緑のほうが明るくて、青緑のほうが暗いので、自然な見え方とされています。それに比べて、このアレンジメントを見てみると、青は青紫に近い色なのに、白を含んだ明るい色になっています。そして、器の色は、オレンジ色に黒を含んで暗くなった茶色です。オレンジ色は、黄色に近い色なので、黄色に近い器の色が暗くて、青紫に近いブルーのお花のほうが明るくなっている・・・つまり自然と逆になっているからコンプレックス・・・違う意味で、複雑ですよね。

ファッションや絵画などの分野で、よく使われる手法ですが、花の場合は、茶色っぽい器に、パステルのブルーや紫系のお花を活ければ、勝手にコンプレックスハーモニーになっている場合が多いようですね。タイトルの「テラコッタ」というのは、素焼きの植木鉢の色を表す色名です。ここまで読んで下さった方は、ついでに覚えてみてください。また、基礎知識のカテゴリーでも、取り上げたいと思います。お疲れ様でした。

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