花嫁さんの花冠

bouquet_20130712_2

先週は、お帽子型のヘアオーナメントをご紹介しましたが、今週は、花冠についてお話しましょう。5年ぐらい前からでしょうか?フロラシオンでも花嫁さんに人気の花冠ですが、実はとても歴史が古く、なんと古代ギリシャ時代からあるそうです。当時、自然の植物は神の創造物なので、神聖なものとして特別な時に頭にのせていたようです。リースや結婚指輪なんかもそうですが、輪には終わりがないので「永遠」を表し、その形も縁起がいいとされています。冠婚葬祭やお祭りなどでは、男女ともにつけていたようですよ。オリンピックの勝者に贈られる月桂樹の冠は有名ですね。月桂樹は、勝利と栄光を表しています。

さて、この画像は、花嫁さんがプリザーブドフラワーで手作りされて、完成の時に撮影したものなので、ヘアスタイルは普段のままです。お色直しのピンクのロマンティックなドレスに合わせて、デザインされました。作り方は、初心者の方には結構難しく、小花にワイヤリング、テーピングを施したものを、ガーランドという技法で連ねていきます。簡単なブーケを作るより、大変かもしれませんね。でも、プリザは枯れないので、ゆっくり時間をかけて頑張りました。

bouquet_20130712_3

こちらが、そのブーケです。妖精みたいで、とっても可愛いですね。

bouquet_20130712_4

この花嫁さん、リストレットまで作っちゃいました!

bouquet_20130712_1

こちらは、同じ頃にご結婚されたお友達の作品です。お母さんが手作りされたブーケで挙式披露宴の後、2次会パーティー用に花嫁さんが作ったものです。花冠の変型バ~ジョンです。通常の花冠の倍ぐらいの長さがいるので、そうとう頑張りましたよ。こちらも完成時に撮影したもので普段のヘアスタイルですが、ロングヘアーによく似合いますね。この花嫁さんは、挙式をした白いウエディングドレスに、この花冠と、お揃いの花で作ったまあるいブーケで、お色直しをされました。

花冠やお帽子型などは、制作して持ち込みますが、ほとんどの場合、お花にワイヤリングとテーピングしたものをバラバラで持ち込んでいます。 たとえば、髪をアップに結ってシニヨンのまわりに小花がついているスタイルやカチューシャ風に並べたスタイル、ワンポイントで大きなお花がつけてあるようなスタイルなどは、コサージのような形に仕上げてしまうと当日の髪の大きさに合わなかったりするので、一輪ずつ挿してもらったほうが上手くいきますよ。とにかく、ヘアオーナメントについては、ヘアスタイリストさんとよく相談してから作るようにしましょう!

 

コメント受付中です!

comments

Powered by Facebook Comments

ページトップへ