鴨の羽色(かものはいろ)

鴨

20℃に届く日が、多くなってきました。暖かくなるのは嬉しいのですが、鍋料理の季節が終わってしまうのは、名残惜しいですね。献立を考える主婦にとって、鍋物は、何と言っても強い味方なのです。もちろん、夏に食べてもいいのですが、やっぱり売れないようで、食材を探すのが大変になってきます。冬が旬の鴨鍋も、そろそろ終わりでしょうか?そんな鴨の羽の色も、色名になっていますよ。

マガモは、「古事記」にも登場する鳥で、そんな時代から冬になると日本へ飛んできていたようです。この写真では、光の当たり方で、かなり暗く写っていますが、オスの鴨の頭の部分の、強い緑みの青を指して、「鴨の羽色(かものはいろ)」といいます。

英語にも、「ダック・ブルー」という色名があって、ほぼ同じ色を指しています。ヨーロッパでも、2000年以上前から飼育されていた記録があるようです。英語では、他にも、コガモの羽の色を「ティール・グリーン」、アヒルやガチョウの糞の色を「グース・グレイ」と呼んでいます。

生きた鴨の写真を見ながら、糞の話も交えながら、食べる話も何なのですが、合鴨は、結構冷凍でも手に入るので、お蕎麦に入れてもいいですね。あのこってりとした、コクのあるスープが飲みたくなってきました。塩コショウして、サッと焼いても美味しいです・・・もしよかったら、色名も覚えてください。

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