雀色(すずめいろ)

すずめ

昨日の鳩とともに、身近な鳥といえば、雀がいます。雀って、いつでもどこでも一杯いますね。日本中に生息しているようで、世界的にも、かなり広範囲で見られるようです。日本の雀は、この写真のように、ふっくらしたのを良く見かけますが、グアム島へ行った時、皆んな随分痩せていてビックリしました。暑いからか、餌がないのか、または違う品種なのかもしれませんが、可哀想なぐらいガリガリなのが印象的でした。そんな雀も「雀色」という色名になっています。

「雀色」は、雀の頭の部分の色に由来していますが、この写真の雀の頭より、もう少し赤みの明るい茶色を指しています。「雀茶(すずめちゃ)」や「雀頭色(じゃくとうしょく)」とも言われています。古事記にも登場する雀ですが、この色名は、江戸時代から使われているようです。

もう一つ、身近な鳥に因んだ色名に、「鳶茶色(とびちゃいろ)」がありますが、その色が、丁度この雀の頭のような色です。鳶は、江戸から明治頃、今よりもっと一杯いたようで、江戸時代には、この色が流行色にもなっていますよ。日本の茶色は、奥が深いですね。

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