重色目(かさねのいろめ)

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昨日、上賀茂流真多呂人形の作品展に行ってきました。写真は、お友達の作品です。今まで、木目込み人形には、あまりご縁がなく、知識も全くなかったのですが、作り方などご説明いただき、とても興味を持ちました。中でも心惹かれたのは、源氏物語など平安朝を題材にした作品の美しさです。しばし平安時代にタイムスリップして、とっても癒されました♪

さて、この平安のお姫様たちが着ていた十二単は、世界最古のカラーコーディネートだと言われているのをご存知ですか?十二単のように何枚も重ねる場合は、「襲色目(かさねのいろめ)」と言われる事が多いようですが、袷の衣類での表地と裏地の色合わせを「重色目(かさねのいろめ)」とか「合色目(あわせのいろめ)」と言います。配色の基本形で、200種類ぐらいあって、ほとんどが季節限定になっています。

例えば、春なら「桜重」とか、秋なら「桔梗」などなど、名前もオシャレなものばかりです。源氏物語にも度々登場していて、季節先取りしたお姫様が、袖の色をチラ見せしてラブレターをゲットしたり、季節はずれの色を着たダサいお姫様の話も出てきたりします。源氏物語は、何度か読みましたが、秋の夜長に、もう一度読みたくなりました。木目込人形にも、いつか挑戦してみたいですね。

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