薔薇色(ばらいろ)

薔薇色 

薔薇色の人生って、どんな色でしょう?素晴らしい人生の色が何色なのか決めるのは難しいですが、色名の「薔薇色」は、この写真のような、少し紫寄りの赤を指しています。バラは日本でも「古今集」に登場しますが、色名として使われたのは、明治以降のようです。英語の「ローズ」を訳したものらしく、ほとんど同じような色を指しています。どちらもJIS慣用色名に指定されていて、少し違う色とされていますが、日常会話では、ほぼ同じだと覚えておいてもいいでしょう。

日本語では、薔薇に関する色名は他に見当たりませんが、欧米では豊富です。バラの色合いによって一杯生まれてきたようで、ローズ~っていう色名は、とっても多いのです。ローズピンクといえば、紫寄りの明るいピンクを指していますし、オールドローズ、ローズグレイ、アッシュローズなどは、グレイッシュなお洒落な色を指しています。バラが枯れたような、ローズベージュやローズブラウンなんていうのもありますよ。

興味深いところでは、ローズポンパドールなんていう色名もあります。これは、ルイ15世の寵愛を受けたマダム・ポンパドールの趣味をひいて作られた陶磁器の色から名付けられた色名です。少し濃い目の可愛いピンクですよ。

その昔、初めてフラワーコンテストに出品した時、白バラに青いインクを吸わせた思い出があります。バラは、図鑑が出来るほどの品種があって、色も様々楽しめますが、未だありえない色も多いですね。青いバラの研究も進んでいますが、真っ青にするのはとても大変だそうで、青といっても、まだラベンダーのような淡い青紫です。これからも、夢のようなバラに出会えますように、専門家の皆様がんばってください・・・他力本願(笑)

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