蒲公英色(たんぽぽいろ)

蒲公英色 たんぽぽ 慣用色名

子供の頃、野原の雑草で遊ぶのが大好きだったのですが、中でも鮮やかに咲くタンポポを見つけると、とってもウキウキしたのを覚えています。今でも春になると、都会の片隅で健気に咲いているタンポポをよく見かけますが、このお花は生命力が強く世界各地に自生していて、2000種類ぐらいあるそうです。JIS慣用色名では、和色名で「蒲公英色」とありますが、英語の「ダンディライアン」という色名も広く使われていて、同じ色を指しています。

花の名前にちなんだ色名で、黄色は比較的少ないのですが、この春3つめの黄色いお花のご紹介になるので、比べておさらいしておきましょう。今日の「蒲公英色」は、とにかく最も黄色らしい黄色、黄色といえばこんな色よ!って感じの典型的な黄色です。それに比べて「菜の花色」といえば、少し黄緑っぽい黄色を指しています。また、先日ご紹介した「山吹色」は、少しオレンジがかった黄色になります。どれも明るくて鮮やかな色ですが、色相(色み)が、少し違いますよ。

タンポポは、昔から葉っぱをサラダやお粥にしたり、傷に塗ったりしていました。お花も、ワインやお茶が作れるそうですが、お洒落なハーブ&アロマショップなどで、根っこで作ったタンポポコーヒーが販売されています。まだ飲んだ事がないのですが、カフェインフリーで健康にもいいそうですよ。この春、一度トライしてみます!

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