朱(しゅ)

鳥居

初詣には、お出かけになりましたか?神社へ行くと、このような赤い鳥居に出会います。鳥居のある場所や本数は様々ですが、少し黄みの強い「朱」と呼ばれるこの赤い色は、ほぼ共通しています。この「朱」という色は、古来から賢威の象徴、魔除けなどの意味が込められている奥の深い色なのです。

古代の遺跡や古墳からは、朱で彩色された棺などが発掘されることも多いのですが、水銀による腐食防止剤的な役目と併せて、やっぱり魔除けの意味で使われていたようです。朱の護符を門口に貼る習慣もあったようで、それらが時を超えて受け継がれ、今でも神社などで出会うことが出来るのですね。そう思って見ると、なんだかロマンティックで、一層ご利益もありそうです。

元々は、中国から入ってきた色で、天然の顔料です。人工のものは、天然よりも鮮やかで、現在では、その色を指しています。英語では、「バーミリオン」と言われています。朱肉や朱塗りの色でもあるので、「ジャパニーズ・レッド」と言われることもある日本を代表する赤になりました。

以前は、初詣に遠方まで出かけることもありましたが、ここ数年は、自宅近くの福島聖天 さん(この画像ではありません)にお参りしています。昨日は混雑していて、おみくじがを引けなかったので、今日もう一度行ってみます。朱色のパワーに、願いを込めて!

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