ルビー

2014年03月05日　
カテゴリ：カラーコーディネート（色彩）

ご覧いただいているのは、7月の誕生石ルビーの原石です。１９８０年代に、寺尾聡さんの「ルビーの指輪」という歌が大ヒットしたので、宝石に興味のない人にも、知られるようになりました。最近では、韓国ドラマに同じタイトルの作品があって、これまた人気のようです。この宝石のような、紫みの強い赤は、「ルビー」という色名になっています。

中性ヨーロッパでは、女性が、愛する騎士にルビーを贈ったりしたそうで、色名も１６世紀頃からあるようです。古くから、ロマンスの象徴だったのですね。この宝石の色が、人々を魅了するのには、秘密がありますよ。その理由は、物理学がらみで、ロマンチックではありませんが、よろしかったらお読みください↓

普通、赤い物体は・・・リンゴでも消防車でもいいのですが・・・その物体にあたっている光を構成している赤～橙～黄～緑～青～紫（本当は、連続している虹のようなスペクトル）の中の、赤い光だけを反射して、他の色は吸収しています。ところが、ルビーは、一旦全部の色を吸収してから、赤を改めて放っているそうです。だから、独特の輝き方をするのですね。さあ、個性豊かに輝くために、原石を磨きましょう！