ヒイラギの色

ヒイラギ 節分

日付変わって、本日2月3日は、節分です。季節の変わり目の日の前日を、節分と言うので、本来は、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日が、全部節分に該当します。だから、本当は一年に4回あるんですね。でも、一年の節目に当たるのが、春の節分なので、一番重要なのだそうです。季節の変わり目には、鬼が出るので、退治しなければなりません。それで、豆をまいたり、柊の枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立てて、鬼を祓うのです。

ここで、登場する柊(ひいらぎ)という植物は、葉に鋭いトゲがあるので、魔除けに使われるようになったのですが、そこで思い出すのが、クリスマスホーリーです。日本語では、西洋ヒイラギといわれるクリスマスホーリーも、邪気を払うとされています。ヒイラギのほうが、葉が肉厚で、色も深いグリーンですが、特に色名にはならなかったようです。一方、クリスマスホーリーの色は、もう少しだけ明るい緑で、ホーリーグリーンという色名がついています。

実の色も、同じく赤なのですが、ホーリーはイエスの血潮の象徴などと崇められているのに対して、ヒイラギの赤い実は、特に注目されていないようです。花言葉も、ホーリーの「神を信じる」などに対して、「用心深さ」とか「剛直」などと言われています。

節分の行事は、豆まきが有名ですが、その豆を年の数+1個食べたり、イワシの煮付けなど食べちゃったり、恵方巻きをかぶりついたりというのもありますね。明日「立春」から始まる新しい一年、健康で福一杯の年でありますように、あれこれ食べておきたいと思います。

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