オリーブ&オリーブ・ドラブ

オリーブ 色名

オリーブといえば、このような実よりも、オリーブオイルのイメージから、ピザやパスタなど連想する方が多いのではないでしょうか?オリーブオイルが大好きな私は、サラダにかけたり、オリーブオイル配合の美容液など使ったり、毎日お世話になっています。日本では、バブル期にイタリアンが流行して、その頃から身近に感じるようになった気がします。地中海沿岸では、5千年以上前から、栽培されているようですね。ギリシャ神話や聖書などにも登場するこの植物は、色名としても有名です。

色名のオリーブは、この写真の若い実のような、暗めの黄緑を指しています。日本語の色名では、鳥のウグイスの羽の色からつけられた「鶯色」によく似ています。オリーブにちなんだ色名は和色名にはありませんが、ヨーロッパでは、とても基本的な色になっていて、バリエーションも豊富にあります。茶色っぽいと「オリーブ・ブラウン」、黄みが強いと「オリーブ・イエロー」、緑みが強いと「オリーブ・グリーン」、灰色がかっていれば「オリーブ・グレー」などと呼ばれています。

オリーブがらみの色名で、もう一つ有名なのが、「オリーブ・ドラブ」。英語のdrabは、くすんだ茶色を指しますが、これにオリーブをつけると、「オリーブ」よりも暗くて濁った色になります。OD色と略されて、軍服や兵器の色、カモフラージュのための色になりますよ。ヨーロッパでは、古くから身近で、お馴染みの植物なのですね。

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