フローラル・コラージュセミナー

7月22日、(公社)日本フラワーデザイナー協会(NFD)大阪研修室にて、フローラル・コラージュのセミナーが開催されました。松橋ヒデ子名誉本部講師より、植物による抽象表現についてご指導いただきました。

フラワーデザイン フローラル・コラージュ ソラフラワー ドライフラワー 

講義は、「生き物ヒストリー46億年」という壮大がお話しから始まり、「地球は人間だけのものじゃない!」という考え方などご紹介いただき、大きな範疇で、物事を考えることの大切さを教えていただきました。そして、ピカソとブラックのコラージュやコラージュの変遷など、詳しく知ることができました。

作品の下準備は、ジャケット版の木製パネルにジェッソを塗ることから始めました。アクリル絵の具やパステルで彩色し、フェクサチーフをスプレーして、植物を貼る準備をします。私は、赤い情熱的な油彩画が好きなので、イメージを近づけたいと思い、「情熱」をテーマに、赤と黒で彩色しました。アクセントに、反対色のグリーンを少しパステルで重ねました。

土台が完成したら、それに相応しい植物を選んで、構成を考えていきます。土台の色に合わせて、赤いソラフラワーとドライのブラックベリーを選びました。途中経過も個別に教えていただき、分解して再構成することが大切であることなど教えていただきました。上の赤い部分は、ほとばしる情熱、下の黒い部分は、内に秘めた情熱を表して、コントラストを魅せたいと思いながら、制作しました。

2019年2月22~23日、京都のみやこめっせにて、NFD主催の公募展「日本フラワーデザイン大賞2019」が開催されます。このフローラル・コラージュは、かねてから毎回部門が設定されています。デザイン画での一次審査は、10月1日必着で、審査を通過した作品が展示されます。

私は過去に4回フローラル・コラージュで出展していますが、今回もこの部門で、応募する予定です。生花ではなくドライフラワーやプリザーブドフラワーなど保存できる花材を使うので、夜な夜なコツコツと制作することが可能で、そんな時間が大好きなのです。生花作品とはと違って、絵画のように保存することができるのも魅力ですね。

今回は、このフローラルコラージュ部門の他、アレンジメント、ブライダルブーケそんな、花束、プティデザイン、フローラルアクセサリー7部門でコンテストが行われます。どなたでも応募できますので、トライしてみてはいかがですか?詳しくは、NFDのホームページをご覧ください。

公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会(NFD)

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