【花色】花色バリエーションカラー＜サーモンピンク＞
- 2013年08月05日
- カテゴリ：花色ハーモニーメソッドのしくみ
以前、花色ベーシックカラーの赤紫と一緒に、花色バリエーションカラーのピンクについてご紹介しました。赤紫に白を加えたピンクは、少し青みのクール色で、ロマンティックなイメージがありますが、今回は、暖かみのあるサーモンピンクに注目してみたいと思います。この写真のように、少しオレンジがかったピンクを、サーモンピンクやコーラルピンクと呼びますが、こちらのピンクは、黄みの赤に白を加えると出来ます。サーモンは、お魚の鮭で、鮭の身のような色、コーラルピンクは、珊瑚から付けられた色名ですが、よく似た色を指しています。色名を知る事も楽しいですが、どんな純色が元になって出来たピンクなのかを見抜けるようになると、カラーコーディネートが簡単になりますよ。
☆特徴☆サーモン ピンクは、暖かい感じがする暖色です。膨張色なので、サーモンピンクの物は大きく見えます。また、サーモンピンクを見ると、幸せな気分や優しい気持ちになると言われています。女性的なイメージの強い色です。一般的なピンクよりも、オレンジ色に近いので、少しやる気や元気、食欲も出ます。フォーシーズンズのウォーム（イエローベース）に該当し、黄みの強い色と相性抜群です。
☆連想とイメージ☆ フラワーデザインに関連のある連想としては、「可愛い」「甘い」「女らしい」「暖かい」「カジュアル」などを表現する作品に、よく使われています。バラやチューリップなど、具体的な花も連想する色です。
☆フラワー作品への取り入れ方☆
・春をテーマにした作品：黄みの強いサーモンピンクは、オレンジ色に近いので、一般的なピンクよりも暖かさを感じます。黄緑やオレンジ、黄色などと合わせれば、春らしい作品になりやすい色です。
・カジュアルな作品：一般的なピンクに比べて、オレンジに近いサーモンピンクは、カジュアルなイメージです。茶色や土色にもよく合うので、植木鉢やコンテナガーデン風の作品にも最適ですよ。
その他、愛をテーマにした作品やお祝いのギフトにもOKですが、どちらかと言うと、ロマンティックやエレガントではなくて、可愛く親しみやすい作品になりやすい色です。どのようなピンクが相応しいのか、検討してから使いましょう。合わせるお花は、真っ白よりも少し黄みのオフホワイト、青緑よりも黄緑がオススメですよ。
☆サーモンピンクの花☆バラ、ガーベラ、カーネーション、チューリップなど主役級のお花に多い色です。小花では少数派ですが、スプレー咲きのバラやカーネーションによくある色です。プリザーブドフラワーやシルクフラワー、ドライフラワーでも、多く発売されています。
今週は、サーモンピンクにちなんだ作品をご紹介します♪
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