【花色】イースターリリー

フレッシュフラワー 生花 アレンジメント 白百合 イースター

イースター(キリスト教の復活祭)が、近づいています。日本では、あまり知られていませんが、欧米では、盛大にお祝いをする国も多い行事です。“春分の日の後の最初の満月の次の日曜日”とされているので、毎年違う日になりますが、今年は、4月20日です。十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが、三日目に復活したことを記念していますが、冬の長い北欧の国などでは、春の到来や自然の再生を祝うお祭りでもあります。フラワーアレンジメントは、元々欧米から入ってきた文化なので、多くのフラワースクールが、イースターのレッスンをしていますよ。

イースターを象徴する花は、この受講生の作品に使われている、白い清楚な鉄砲百合です。そして、その鉄砲百合は、なんと日本原産の花なのです。白百合は、キリストではなく、聖母マリアを象徴する花とされていて、この時期イースターを祝う国や地域では、色々な店先に並びます。かつては、マドンナリリーという品種が、多く使われていたようですが、19世紀に、シーボルトが鉄砲百合を欧米に伝えると、たちまち人気が出たそうです。今では、日本原産の鉄砲百合が、イースターリリーと呼ばれるようになって、聖母マリアやイースターの象徴になりました。

他の花では、ラッパスイセンが命の復活、猫柳が旺盛な生命力のシンボルとされています。クリスチャンの少ない日本では、それらのお花を使って、春が来た喜びや、復興などを表現してみるのもいいですね。

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