ブトニアの色

プリザーブドフラワー ブトニア 手作り

今週の基礎知識は、ブライダル編です。挙式や披露宴で、新郎さんが胸に小さな花束をつけているのをご存知ですか?花嫁さんのドレスやブーケばかり注目して、新郎さんは、あんまり見てなかった・・・なんてゲストも多いようですね。この小さな花束は、ヨーローッパのロマンティックな言い伝えからきているので、花嫁さんがドレスを着てブーケを持ったら、新郎さんは必ずつけています。

その昔、ヨーロッパの男性は、愛する女性の家へプロポーズに出かける時に、スーツを着て、野の花を摘んで花束を作り、持って行ったそうです。その花束を受け取った女性は、OKだったらその花束からお花を一輪抜いて、男性のスーツのボタンホールに挿しました。「結婚を承諾します」という深~い意味のある一輪が、このような形になって残っているようです。フランス語でボタンホールの事をboutonniereというので、日本語ではブトニアとかブートニアと言われています。だからブトニアは、ブーケと同じお花でなければダメですよ。

このブトニアのお相手は、このブーケです。メインに大輪のバラを使っているので、ブトニアも同じバラを主役にして作りました。

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このブーケは、アンティークなドレスに合わせて作ったものですが、ブーケのデザインイメージに、なるべく合わせると、おそろいの感じが強くなります。新郎さんのスーツの色に合うように、リボンの色で調整するのもオススメです。ブーケの花材が、カサブランカなど大きなお花なら、一輪だけで作っても大丈夫ですよ。また、小花ばかりのブーケの場合は、同じお花を少しずつ取り合わせて、ラウンドやドライアンジュラーなどデザイン的に仕上げてもオシャレです。

和装でブーケを持つ花嫁さんも多くなりましたが、その場合、新郎さんは羽織袴なので、通常ブトニアはつけません。和装の場合は、元々ブーケがなかったから逆にしきたりも無いので、アクセサリー感覚で、自由に楽しめますよ。羽織に和風のブトニアをつけるのも、新しいかもしれませんね。

ということで、花嫁さんが主役モードの結婚式では、新郎さんはないがしろにされがちですが、次の機会に新郎さんの胸にも、ご注目ください。フロラシオンのホームページで、ブーケ&ブトニアを多数掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

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