蕗(ふき)の花の色

蕗の花

今日1月20日は、「大寒」です。一年でもっとも寒さが厳しい頃だということですが、今年は納得の寒さですね。旧暦では、一年を、まず24の「気」という季節に分けて考え、さらにそれぞれの「気」を、「初候」「次候」「末候」という3つの「候」という季節に分けて、全部で72の「候」という季節に分けていたそうです。「大寒」は、その24ある「気」の一つで、今日から「大寒」の中の「初候」の「款冬華さく(ふきのとうはなさく)」という季節に入りますよ。ということで、蕗(ふき)の花の写真をご覧いただいています。

蕗は、花というより、野菜の印象が強い植物ですね。そして、この花が咲く前に、土の中から顔をのぞかせるのが、あの天ぷらにすると美味しいフキノトウですよ。春一番の山菜として有名です。それなので、蕗は、お花が一番知られていないのかもしれません。このような白っぽい黄色をしています。ちょっと地味ですが、覚えてあげてください。

今年は、まだフキノトウに出会っていませんが、毎年、見つけたら即、天ぷらにしていただいています。大抵、タラの芽なども一緒に売っているので、春野菜天ぷらにして、早春のうちに何度か楽しみます。大寒は、これから少しずつ日が長くなって、春に向かう折り返し地点のような日でもありますね。寒い寒いとぼやいていないで、旧暦で72もの季節を感じながら暮らしていた昔の人たちのように、蕗の花が咲く季節を楽しんでみようと思います。まずは、天ぷらにして・・・。

コメント受付中です!

comments

Powered by Facebook Comments

ページトップへ