萌黄色(もえぎいろ)

新芽

昨日も寒い一日でしたが、いつもの通り道で、白梅が少し咲いているのを見ました♪秋に葉っぱを落としてしまった樹々は、もう少しで新芽をつけます。春先に木の葉や草が萌え出る色は、この写真のような少し黄色い緑です。平安朝の頃から、こんな緑色の事を「萌黄色(もえぎいろ)」という色名で呼んでいます。

この「もえぎ」の字は、木の葉が萌出るという意味だとする「萌木(もえぎ)」と書く方が正しいとする説もあります。どちらも新芽のような、黄み寄りの緑色です。その後、江戸時代には、「萌葱(もえぎ)」という色名が流行しましたが、こちらは黄緑ではなくて、濃い緑色です。青葱(アオネギ)のような色です。当時は、蚊帳(かや)の色として流行ったそうですよ。ちょっと紛らわしいですね。

3通りの漢字がある「もえぎいろ」ですが、春先には、やはり新芽の黄みのグリーンが若々しくて、心惹かれます。そして、この「萌(もえ)」という漢字、今や日本の文化として、外人さんにも大人気!平安貴族もびっくりです。「萌え萌えキュ~ン♡」で、春を待ちましょう。

コメント受付中です!

comments

Powered by Facebook Comments

タグ:,

ページトップへ