菜の花色

菜の花菜の花は、春の訪れを感じるお花の一つですが、ひな祭りに桃と一緒に飾ることが多いので、2月の終わり頃から、切花としてお花屋さんでよく見かけます。また、菜の花の「菜」は菜っ葉の菜、食用としても親しまれていますね。食用は、12月から4月頃まで幅広くスーパーなどにも出回って、おひたしやお漬物など春の食卓にも人気!そして、街を歩けば、川辺に咲いていたり、プランターで咲いていたりして、とっても身近に感じるお花です。

古代から世界中で栽培されていたらしいのですが、日本でも平安時代以前から咲いていたらしく、江戸時代に灯油を採るために栽培されていたことは有名です。厳密には切花用とは品種が違うのですが、一般的に菜の花は、アブラナといわれたり、菜種ともいわれたりしています。慣用色名としては、菜の花色と菜種色は同じ色で、少し緑がかった黄色の事を指します。菜種色は油の色という説もありますが、菜種油色とか油色という色名があるので、お花の色だと書いてある書籍が多いです。

昔から日本にあるお花は、和風のアレンジメントによく似合います。桃や梅、桜のピンクは、赤紫に白をたっぷり混ぜたピンクなので、菜の花色とは、ほぼ反対色になります。だから、とってもメリハリの効いた配色になって、日本の春を表現するのにピッタリですよ。ぜひお試しください。

 

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