色のしくみ

光

お花の色、お洋服の色、コスメの色・・・あふれる色に囲まれて暮らしていると、そこにあるから見えているという気分になります。色がどうして見えているのか、考えたことがありますか?小学校の理科で習ったはずなのですが、ほとんどの人が忘れているようです。少し思い出してみましょう。

色を感じるためには、3つの要素が必要です。それは「光源」と「物体」と「視覚」です。光源は、太陽でも人工照明でもいいのですが、何か光を出すものがなければ、この世は、真っ暗闇ですね。そこに、色は、存在しません。光源から出た光が、物体に当たって、そこで反射した光が私たちの眼に入ってきます。私たち人間の優秀な眼は、その光の情報を脳へ伝えて、心で感じているのです。この3つは、「色知覚の三要素」なんて難しい言葉で、テキストなどに載っています。

これが、物体の色を感じるしくみなのですが、「光」について知ることは、ちょっとした物理学入門です。また、ここで登場する「視覚」というのは、生物ごとに違っています。たとえば、牛の眼は、白黒の世界だったりするそうですが、まだ解明出来ていない生物も多いようです。眼のしくみは、生理学や生物学入門ですね。そして、脳に伝わった後、心で感じているので、今度は心理学入門です。

このように、色彩の世界は、美学だけではなくて、色々な分野が絡み合っているので、とても幅広く、奥も深い世界です。それだけに、興味深い世界でもありますね。まだまだ私も知らないことばかりですが、色を操る下準備として、時には、関連分野の勉強などすることも必要ではないでしょうか?フラワーデザインには、直接関係ないかもしれませんが、今後、このような入門的なところを、少しずつご紹介していきたいと思います。よろしかったら、ご参考になさってください。

コメント受付中です!

comments

Powered by Facebook Comments

タグ:,

ページトップへ