濡烏(ぬれがらす)

烏 桜

満開の桜の中で見ると、カラスも結構カッコイイですね。何かと問題を起こして、評判の悪いカラスですが、神話や民話にも登場するので、相当昔から日本に生息しているようです。カラスの羽の色は、「濡烏(ぬれがらす)」という色名になっています。また、日本女性の黒髪の美しさを、「髪は、カラスの濡羽色(ぬればいろ)」と表現する事は、有名ですね。この「濡羽色」や「烏羽色(からすばいろ)」も、同じく真っ黒を指しています。

濡れた色というのは、乾いているときよりも暗く見えるので、より一層暗いことを意味しています。濡れたカラスは、一層黒くて、つやつや光るので、キレイな髪の色と結びついたのでしょう。英語の場合は、カラスを、レイヴン(raven)とクロウ(crow)の2種類に分けていて、色名も違う色を指します。細かな違いはあるようですが、大雑把に言うと、レイヴンは、大きめの渡りカラスの事で、色名は、真っ黒を指しています。一方、クロウのほうは、紫みの黒を指す色名になっています。

パーソナルカラー診断では、濡烏の髪を持つ女性を、ウインターに分類しています。女優さんでは、仲間由紀恵さんが、お手本のような黒髪をされていますね。お肌がピンク系で、目鼻立ちのしっかりした黒髪の貴女は、青みの強いビビッドな色が似合いますよ。真っ黒や真っ白も、顔色がよく見えるので、お試しください。

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