有彩色の分類 彩度編

彩度

有彩色を分類する方法として、色の三属性があって、先週と先々週で「色相」と「明度」についてご説明しました。今日は3つ目の「彩度」をマスターしましょう!初めて色彩を勉強する人から、明るさとあざやかさの違いがわかりづらいという声をよく聞きますが、ここは大切なところなので、今後のために押さえておいて下さいね。

有彩色の分類
上の4色をご覧ください。この4色は、「色相」は赤で、「明度」は、ほぼ同じなのですが、違う色に見えますよね。何が違うかというと、あざやかさが違うのです。あざやかさのことを「彩度」というのですが、彩度も、ものさしで考えるとわかりやすくなります。

彩度のものさし
水彩絵の具があれば、実際に混ぜてみて下さい。なければ、頭の中でイメージしてみてくださいね。一番右の赤は、色相環の中にあるとても鮮やかな色です。純色(ピュアカラー)といいます。赤以外の色も、色相環(花色カラーサークル)の中にある色は純色で、同じようにして考えます。純色には、白も黒も灰色も混ざっていなくて、純粋に赤だけだと思って下さい。

次に、「明度」を測るグレイスケールで、純色がどれくらいの明るさかを測ります。赤の場合は、上の図のように、真ん中より少し暗めの灰色と同じ明るさです。一番右のピュアな赤100%に、同じ明るさの灰色をチョット混ぜたのが、左側の赤75%の赤、赤と灰色が半分ずつだと赤50%、灰色をたっぷり混ぜたのが赤25%、というように考えると、彩度の事がよくわかります。(この%は、あまり正確ではありませんので、あくまでイメージとして見て下さい。)

純色が一番彩度が高いあざやかな色、灰色は彩度が無い色・・・だから無彩色といいます。そして、その間に、あざやかさの違う色が並んで、彩度のものさしが出来上がり!このようにして、他の色の彩度も、絵の具で試して感じてみて下さい。

今月から始めたばかりのこのブログでは、まず知っておいて欲しい事として、4週にわたり色の分類と三属性についてお話してまいりました。これかも土曜日は、色彩やフラワーアレンジメント、ブライダルなどの基礎知識についてご紹介していく予定です。カラーコーディネートやフラワーアレンジメントの初心者の皆様の、お役に立てれば幸いです。

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