フォーシーズンズ クール&ウォーム編

木漏れ日 クール ブルーベース 木漏れ日 ウォーム イエローベース

4月の土曜日は、パーソナルカラーの診断によく使われている配色法をご紹介します。このブログでは「フォーシーズンズ」と呼ぶことにしますが、「パーソナルカラーシステム」や「クールアンドウォーム」などなど様々な呼び方をされていて、その仕組みについても、書籍やスクール、講師の考え方、流派などにより、異なりますので、あらかじめご了承ください。フロラシオンでは、似合う色の診断やメイク法についてもレッスンをしていますが、ここでは、お花のカラーコーディネートに使えるように、ご紹介していきます。

まず、2枚の写真をご覧ください。どちらも木漏れ日をテーマに撮影されたものですが、どのような感じがしますか?感じ方なので個人差もありますが、左は、ひんやりクールでかっこいい感じ、右は、暖かくて親しみやすい感じ・・・という感想を持たれる方が多いようです。そのような感じ方をいかして、色を分類して合わせていく方法だと思えば、わかりやすいかもしれません。

フォーシーズンズ配色では、まず色を2グループにわけて、さらにそれぞれを2グループに分けますので、4つのグループに分類します。そのグループ名に、スプリング、サマー、オータム、ウインターと、四季の名前をつけているので、そのように呼ばれています。8グループや16グループに分ける提案をされたり、グループ名や用語もオリジナルでつけられたり、記号をつけている場合もありますが、フロラシオンでは、ごくごくシンプルでオーソドックスな方法を、おすすめしています。

今日は一回目なので、色を2グループに分けるところをご紹介します。先月ご紹介した色の分類法では、まず色を有彩色と無彩色に分けて考えましたが、フォーシーズンズでは、クールな色かウォームな色かに分けるようにします。どちらが正しいというわけではなくて、目的に合わせて選んでいくので、どちらも覚えてくださいね。これも、実際に絵の具を混ぜてみると、わかりやすいですよ。絵の具がお家に無い方は、頭で混ぜてみて下さい。

青い絵の具と黄色い絵の具を混ぜると、何色になりますか?緑色になりますよね。でも、その分量によって、様々な緑ができますが、青い絵の具が多い方は、どちらだと思いますか?
パーソナルカラー フォーシーズンズ クール&ウォーム 緑
左が正解です!ほとんどの方が、お分かりになったと思います。右は、黄色っぽいですよね。緑は緑でも、青みの強い緑を「クール」または「ブルーベース」、黄みの強い緑を「ウォーム」または「イエローベース」に分類しましょう。

次は、あかをご覧ください。どちらがクールで、どちらがウォームかわかりますか?
パーソナルカラー フォーシーズンズ クール&ウォーム 赤
これも、左がクールです。右は、黄色っぽいのでイエローベールつまりウォームです。左は、クールな感じはしますが、青っぽいですか?またまた色相環の登場です。赤が黄色の方向ではなくて、青の方へ近づこうとすると、赤紫がありますね。だから紫っぽい赤を、ブルーベース、クールに分類します。
色相環 花色カラーサークル

パーソナルカラー フォーシーズンズ クール&ウォーム 青色
ブルーベースというぐらいなので、青は全部ブルーベースかというとそうではなくて、花色の場合、普通の青や少し紫っぽい青をブルーベース、黄色に近づこうとすると間に緑があるので、右のような緑っぽい青をイエローベースと考えます。
パーソナルカラー フォーシーズンズ クール&ウォーム 黄色
黄色も同じように、色相で考えて下さい。この段階で、どちらが明るいとか、鮮やかだとか考えると混乱します。明度と彩度は、次回お話します。左の黄色は、青に近づこうとして、少し緑っぽくレモンのようになったクールな黄色です。右は、その反対で、少しオレンジっぽいタマゴの黄身のようなウォームの黄色です。
パーソナルカラー フォーシーズンズ クール&ウォーム ピンク色

最後に、お花の色に多いピンクを見ておきましょう。昨日、ピンクについてお話しましたが、ピンクは純色ではないので、色相環上にありません。赤紫、赤、黄みの赤あたりの色に、白か灰色を混ぜて出来たと思って下さい。赤紫に近い赤のバリエーションはクール、黄みの赤のバリエーションはウォームです。

一般常識でいう暖色と寒色とは、意味が違うので気をつけて下さい。このしくみをマスターすれば、多色使いのコーラス配色が、簡単に出来るようになります。さらに、ファッションやメイク、インテリアや手工芸全般にも使えて、とってもお得!次回は、ブルーベースを2つに分けていきますので、お楽しみに♪

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