カメリア

椿

今日で11月も終わろうとしています。大阪市内では、御堂筋のイチョウがキレイに色づいていますが、昨日はとっても寒い一日でした。さて、そんな寒い季節に咲くこの花、ご存知ですよね。この椿は、品種によりますが、12月から4月頃に花期を迎えます。特に、真冬の雪の中で咲く姿が、凛として、日本人の心にぐっときます。華道や茶道のお茶花などでも、親しまれているお花ですが、なぜか日本の色名には、ならなかったようです。

この東洋の花がヨーロッパに伝わったのは17世紀頃で、19世紀頃には「カメリア」という色名が生まれたようです。この写真の花の花びらのような、明るい赤を指しています。日本では、商品名などに「椿色」という色名が使われたりしていますが、伝統的な色名ではなく、最近のことのようです。

「冬の花?秋に見かけたよ」という人は、たいてい山茶花(さざんか)と間違えています。椿も山茶花も、身近な植え込みなどに見られるので、この機会に観察してみてください。10月~11月頃に咲いていて、お花が平べったく開いて、雄しべが筒状でないのが山茶花です。花びらもパラパラ散ります。椿のほうは、これからが本番です。お花が開きすぎず、雄しべが筒状で、花びらが散らずに首からポロっと落ちていますよ。

他にも、白やピンク、模様入りの花びらのお花もあって、まあるい実も絵になります。絵の教室に通っていた頃、お庭に椿があるお友達が、よくお花や実を持ってきてくれたので、モチーフにしたのを思い出しました。久しぶりに、描いてみようかな。

コメント受付中です!

comments

Powered by Facebook Comments

タグ:, , ,

ページトップへ