お花まつりの色

花まつり

今日4月8日は、お釈迦様の誕生日とされています。4月8日生まれだった亡き祖母が、「お釈迦様と同じだなんて、ありがたい、もったいない・・・」などと、いつも言っていたので、毎年思い出します。“花”がつく行事なので、フラワーデザイナーとしては、なぜ花なのか、何の花なのか、知っておきたいところです。正式な名前は、「灌仏会(かんぶつえ)」と言いますが、明治時代、新暦に変わったのをきっかけに、新暦の4月8日が桜満開の時期なので、「花まつり」と言われるようになりました。温暖化で、満開の時期が早くなりつつありますが、今年は、まだなんとか咲いていますね。

他にも、色々な花が咲く季節なので、桜だけではなく、様々な草花で、花御堂を作ります。だから、特に何色の花というしきたりは無いようですが、ピンクを中心に、赤や黄色など、春らしい色調を良く見かけます。お釈迦様が生まれた時に、空から甘露の雨が降ったという言い伝えがあることから、この写真のように、甘茶を注いでお祝いします。

この甘茶で墨をすって、「千早振る卯月八日は吉日よ神さけ虫を成敗ぞする」と書いて、戸口に逆さまに貼ると虫コナーズになるそうです。宗派を問わず、多くのお寺で花まつりの行事が行われるので、お習字してみます?字も上手くなるそうですよ。

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